離乳食は調べて作って、食べさせて片付けて…、忙しいし大変ですよね。
食べることを好きになって欲しい。バランスよく食べて健康に育ってほしい。
という思いで頑張っているのに、赤ちゃんがなかなか食べてくれないとストレスに感じてしまうことも…。
子どもの成長に欠かせない食事のことなので、食べないと体重が減ってしまわないか、栄養不足にならないかなど心配も尽きないですよね。
そんな離乳食を食べてくれない子どもと向き合うのに疲れたママに、ぜひ読んで欲しいです。
- 離乳食を食べない原因あるある
- 離乳食を食べない赤ちゃんへのダメ元アプローチ方法
- 離乳食を食べてもらえず疲れたときの対策方法
- 離乳食「〇〇しか食べない」問題について
離乳食を食べない原因あるある
赤ちゃんが離乳食を拒否して食べない理由はいろいろ考えられます。
離乳食を嫌がる理由がわかれば、少しはストレスが減りますよね。
- 遊びたい・眠い
- 食べ物に興味がない
- お腹が空いていない
- 空腹すぎてミルクや母乳が飲みたい
- 椅子や食器が合わない
- 離乳食の温度が合わない
- 歯が生えてきて気になる
歯の生え始めや途中まで生えている状態だと痛みや痒みがある子もいて、気になって食べたくない場合もあるようです。
離乳食を食べない赤ちゃんへのアプローチ
赤ちゃんが離乳食を食べない理由を予想しながら、我が子に合う方法を試行錯誤してみてください。
もうあなたも色々と試していると思うので、食べるようになったらラッキー!という気軽な気持ちでアプローチを続けましょう。
子育ては期待しすぎると疲れちゃうよね
我が家の成功例や失敗例も踏まえて、食べない子どもへの対応を紹介します。
生活リズムを見直す
赤ちゃんが食事よりも遊びたかったり眠かったりして食べない場合は、生活リズムの見直しによって改善する場合があります。
まだ1回食だった時、離乳食を食べさせてから寝かせるとよく眠ってくれると聞き、我が家でもお昼寝する時間の前に離乳食をあげていました。
すると、眠くて途中で泣いてしまったり、機嫌が悪くなって離乳食をこぼされてしまったりと大変でした。
眠くて食べれないよ…(ウトウト)
そこで思い切って離乳食タイムをお昼寝後に変えてみたら、パクパク完食してくれるようになったんです。
ただこれは上手くいったパターンの一例で、もちろん失敗もあります。
例えば朝起きてすぐあげるようにしてみたら、親側がまだ眠くて離乳食を準備して食べさせる気力がない日もありすぐやめました…。
特に朝よわよわママは、自分の寝起きは避けましょう…。
3回食になってからも特に用事がない日は寝起きに一旦ミルクだけ飲ませて、親の眠気が落ち着いてから1回目の離乳食をあげていました。
ミルクか母乳飲んでくれてれば大丈夫!離乳食は親も元気なときにあげよう
環境を変えてみる
離乳食をあげるときの環境は大切で、少し変えただけで急に食べてくれるようになった!というパターンも多いです。
- 椅子に座ったとき、赤ちゃんの足が床につくようにする
- テレビやおもちゃが視界に入らないようにする
- スプーンやお皿の素材を変えてみる
- 親の座る場所を変えてみる
- 親も子供と一緒にご飯を食べてみる
- 新聞紙やマットを敷いてこぼされてもいいようにする
- 親の好きな音楽をかける
テレビは見せながらのほうが食べるという子もいますが、もし今テレビをつけている状態で食べないなら消してみるのがおすすめです。
赤ちゃんはまだまだ1つのことにしか集中できないので、「ながら食べ」はなかなか難しいです。
また、食器の素材や親のポジションが気に入らなくて食べない場合もありました。
我が子は1歳頃に親のご飯を欲しがる様子を見せたので、同じテーブルで一緒に食べるようにしたら食べる量が増えた経験もあります。
忙しくて3回食ぜんぶ一緒に食べるのが難しい場合は、夜ご飯だけ一緒に食べるなどもぜひ試してみてください。
あと⑥⑦のポイントは親のメンタルのためにおすすめ!
親が優しく見守るほうがいいとわかっていても、こぼされたりベーされたりするとイライラしてしまいますよね。
床にすぐ捨てれる新聞紙やサッと拭けるレジャーシートを敷いて食べさせると、多少こぼされても穏やかな気持ちを保てます。
また、親の好きな音楽をかけて楽しそうにしていると、赤ちゃんの気分も乗って食べてくれる日もありました。
ベビーフードを常備しておく
ベビーフードを常備しておくと心の余裕が変わります。
手作りにこだわりたいママにも、これはぜひおすすめしたいです。
頑張って作った離乳食を残されたりこぼされたりすると悲しいですが、ベビーフードならそのダメージも少ないです。
我が家では上の子はベビーフードと手作り半分ずつくらいの割合で、下の子はほぼベビーフードをあげていました。
上の子の時は残されると悲しかったり、ぜんぶ食べてくれるまで粘ったりと疲れた記憶が多いです。
下の子も食べムラの酷い時期やバナナしか食べない日もありましたが、ベビーフード中心なので親のメンタル的なダメージは少ないです。
今日はもう離乳食作りたくないという日もベビーフードならチンするだけ、なんなら常温のままで食べさせれる商品も多いので本当に楽です。
ママが急に体調が悪くなって離乳食を作れなかったり、天気が悪くて買い出しに行けなかったりしても安心で心強いですよね。
ベビーフードだと栄養バランスや添加物が心配…
という方には、栄養管理士と保育士が監修した無添加の商品もあります。
お馴染みのキューピーにも着色料・保存料・香料不使用のベビーフードがあります。
うちの子は食べきれなくて残しそう…
という方には少しずつ使えるタイプがおすすめ。
先に小分けにして冷凍しておくと無駄なく1回分ずつ使えます。
冷凍するときはリッチェルのわけわけフリージングが取り出しやすくておすすめです。
大きくなってくるとベビーフードでは満足してくれなくなるので、小さいうちに便利なものを使えるだけ使っておきましょう。
ちなみにわが子も1歳2ヶ月でベビーフード拒否、みんなと同じものを要求するようになったよー。今までありがとうベビーフード…!
短時間で切り上げる
人間の集中力が続くのは大人でも15分と言われています。
小さい赤ちゃんならもっと短いですよね。
30分も1時間も離乳食ばかりと向き合うと、赤ちゃんも親も飽きて疲れてしまいます。
そのため、食べなくなって5〜10分経過したら食事を切り上げるのがおすすめです。
また、あんまり食べなかった時はミルクや母乳を追加して、お腹が空かないようにすると安心です。
離乳食を食べなくて疲れたらお休みか形状チェンジ
離乳食を拒否して食べてくれなくてストレスや疲れを感じたときは、思い切ってお休みするのがおすすめです。
また、離乳食の形状を変えてみる方法もあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
離乳食スタートを少し延期する(初期)
いろいろと試しても全く食べない場合やママが疲れたときは、離乳食を少しお休みするのもアリです。
特に初期の「5ヶ月から始める」はひとつの目安なので、食べてくれない時は焦らずに離乳食を始めるサインが出るまで待ちましょう。
お座りができるかどうかなどは分かりやすいですが、以下のサインもあるかチェックしてみてください。
- スプーンを口に入れても舌で押し出さない
- 大人や周りの食事に興味があり、自分も欲しがる
- 食べものを見て嬉しそうにしたり口をあけたりする
- 物を口に入れたりよだれが出るようになった
このようなサインがなく、まだ食事に興味がなさそうな子は無理して5ヶ月から離乳食を始めなくてOKです。
少し日を置いてから、また離乳食を始めるサインをチェックしてみてください。
離乳食を少しお休みする(中期・後期)
離乳食が中期や後期でも、食べてくれなくて疲れたら気軽に離乳食をお休みしちゃいましょう。
中期や後期は特に赤ちゃんの食べムラが出やすい時期です。
私のやり方が悪いのかな…美味しくないのかな…
など考えすぎてしまわないためにも、ストレスや疲れを感じたらお休みが大切です。
実際にわが家でも疲れた日はミルクとバナナなど、簡単に栄養を摂れそうなものだけあげる日を作って適度にサボってました。
離乳食をちゃんとあげなきゃと思ってピリピリしてしまうと悪循環になることも多かったので、あなたにも気軽に休んで欲しいです。
少し日を空けると親子ともに気分が変わったり、いつの間にか赤ちゃんの発達段階が変わったりします。
特にはいはいを始める時期や立ち始める時期など、活動が増えたらお腹が空くようになって食べる場合もあります。
離乳食を食べない悩みはママの頑張りだけで解決できるものじゃないので、自分を責めたりイライラ・ストレスを感じ始めたりしたら休みましょう。
離乳食の段階や形状を変えてみる
食べない時は離乳食の段階をひとつ前に戻したり、少し先に進めたりするのも試してみてください。
急に食べなくなったり食べ物をベーっと出すようになったりしたら、離乳食の形状が合っていない可能性があるのでこの方法がおすすめです。
そもそも離乳食の進め方の月齢は目安なので、個人差があります。
わが子も月齢が進んだからと固形の具材が入った離乳食に変えた時期に、急に食べなくなりました。
ドロドロに戻したら食べてくれたので、まだ離乳食を進めるのが早かったようです。
しばらく続けてたら今度はドロドロをベーするようになったので、固形にチェンジしてやっとのことで離乳食の段階が進みました。
急に食べなくなったりベーするようになったら、あなたも試す価値アリです!
離乳食「〇〇しか食べない」問題について
離乳食であるあるの悩みは、「◯○しか食べない!」「ミルク(または母乳)しか飲まない!」などの偏食ですよね。
わが子は「バナナしか食べない」時期や、米や麺など主食は完全拒否という偏食の時期がありました。
心配で保健師さんや小児科の先生に質問していましたが、「なにか食べるなら大丈夫!」「そのうち他のものも食べるようになるから!」と。
※ただし、何も飲まず食わずの場合は体調不良も考えられるので、病院に行ったほうがいいです。
例えばミルクや母乳しか飲んでくれない!という場合も、生きるために必要な最低限の水分や栄養は摂れてるので見守って大丈夫だそうです。
実際わが子たちの偏食も、悩んでいるうちにいつの間にかいろんなものを食べてくれるようになりました。
まだまだ偏食気味だけどね…!
あなたも心配しすぎると疲れちゃうので、なんか食べてくれるならまあいっかと思うのがおすすめです。
離乳食を食べないとき栄養補給に役立つベビーフード
離乳食期に不足しやすい栄養素は鉄分・カルシウムです。
それぞれの栄養補給に役立つベビーフードを紹介します。
鉄分
鉄分は6ヶ月頃からママにもらった体内の蓄えがなくなるので、不足しやすくなります。
鉄不足になると脳機能低下などの影響があるので、積極的に摂取したいですよね。
鉄分が豊富な食べ物といえばレバーですが、クセもあるし離乳食用に調理するのは大変ですよね。
そこでわが家では鉄分不足の対策としてオートミールや、鉄が豊富なベビーフードを活用していました。
オートミールはミルクやバナナを混ぜても美味しいし、主食になるので米嫌いな子にもおすすめです。
鉄分の多いきな粉との相性も良く、混ぜるとさらに鉄分補給できますね。
お湯をかけて混ぜるとすぐ柔らかいお粥になって、簡単なのでママにも嬉しいアイテムです。
レバー入りのベビーフードも常備して定期的にあげていました。
カルシウム
カルシウムは吸収にビタミンDが重要ですが、特に母乳にはビタミンDが少ないのでカルシウム不足になりやすいです。
カルシウムが不足すると骨の成長などに影響があるので、育ち盛りの赤ちゃんにはたくさん摂取して欲しいですよね。
カルシウムが豊富な食材で離乳食初期から使えるのは、しらすや小松菜です。
赤ちゃんの好き嫌いで食べてくれなかったり、調理が面倒だったりする時は粉末タイプのベビーフードで摂取するのがおすすめです。
粉末なら量の調整もしやすいので、赤ちゃんの嫌いなものも少しずつ取り入れやすくて助かりました。
粉末のパンがゆも、鉄とカルシウムが多めで重宝していました。
野菜のベビーフードと混ぜるだけで、野菜パンがゆになるので美味しく栄養たっぷりのメニューになります。
わが家ではあまり食べない時期もこれなら食べてくれました。
ちょっと味見したら大人でも美味しかったので、赤ちゃんが食べてくれるのも納得です。