子どものイヤイヤ期がひどいと、大人にとっては理不尽で理解できないことが多いですよね。
あなたも毎日一緒に過ごしているとついイライラしてしまう、冷たくしてしまうなど悩んだり自己嫌悪になったりしていませんか?
ここではそんなイヤイヤ期がひどい子の特徴を、我が家のリアルな実例を踏まえて紹介しています。
そもそもイヤイヤ期はなぜ起こるのか、いつまで続くのかなどもまとめているので、イヤイヤ期の対応がきつい…しんどい…と感じている方はぜひ読んでみてください。
イヤイヤ期がひどい子はどんな感じ?
イヤイヤ期の子はその名の通り、「イヤ!イヤ!」と連呼することも多いですよね。
もう子ども自身も何がイヤかわからなくなっていそうな場面が多々あります。
そんなイヤイヤ期がひどい子はその他にもどんな態度になってしまうのか、あるあるを見ていきましょう。
自己主張が激しい
イヤイヤ期がひどい子は、思い通りにならない時に暴れたり寝そべったりして激しく自己主張します。
ヤダヤダ!これ欲しい!買って買ってかってかって!
欲しいものを買ってもらいたくてお店の床に寝そべって暴れてしまうなんて、まさにイヤイヤ期そのものです。
そうなると手がつけられないし早くやめてほしいけど、止めるために欲しいものを買ってあげるのも気が引けるので困りますよね。
激しい癇癪を起こす
イヤイヤ期がひどい子は、大声で泣き叫んだり壁や人を叩いたり激しい癇癪を起こすことも多いです。
電車の中など静かにしてほしい場面でこれをされると、迷惑になってしまうし周りの視線も痛くて困りますよね。
我が家は賃貸マンションなのでとにかく静かに過ごして欲しいのに、不機嫌になると大声や床ドンドンなどが酷いので困っています。
一度癇癪を起こすとなかなか治まらない子もいて、家の中でも頭を抱えてしまう方も多いですよね。
反抗的な態度をとる
イヤイヤ期がひどい子は、何度注意してもわざとおもちゃを投げるなど反抗的な態度を取ることが多くなります。
注意すると面白がって笑ってくることも増えて、親としてはイライラが倍増してしまうポイントです。
でもおもちゃを大切にして欲しいし、他の子がいる場面では怪我をさせないかヒヤヒヤしますよね。
また、ひどい時は親が優しく言っても反抗されるので、つい強く叱ってしまい自己嫌悪のループにはまる方も多いです。
また叱りすぎた…明日は優しくしよう…(毎晩コレ)
わが家では強く叱りすぎないようにこれを読んでます。
嫌な育児本に多い「こうしたら解決!」「こうすべき!」みたいな言い方はしない本なので、読んでて苦しくないし素直に受け入れやすい内容になっています。
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イヤイヤ期がひどい子の特徴
イヤイヤ期がひどい子の特徴をまとめるとこんな感じです。
- 物を投げる
- 寝そべって暴れる
- 大声で泣き叫ぶ
- 物や人を叩く
- 思い通りにならないと泣く
- 細かいこだわりが増える
- 都合が悪いことは無視する
- なんでも「イヤ」と拒否する
うちの子、乱暴なのかな…?ワガママなのかな…?
癇癪や頑固な態度が続くと、こんな風に心配になってしまうこともありますよね。
しかし、頑なに拒否したり怒って暴れたりする反応は、なんとか自分自身を主張しようとしている証拠です。
イヤイヤ期の態度は気性の荒さなどではなく、その時点の言葉の発達段階が大きく関わっていると言われています。
実際に子育てを終えた人の話で、イヤイヤ期は酷かったけど穏やかな子に成長したという話もたくさんあるので安心して見守りましょう。
ひどいイヤイヤが発動しやすいタイミング
- 朝起きたとき 「お腹すいた」「パン食べたい(連呼)」
- ご飯のとき 「食べない」「好きなものだけおかわりしたい」「お菓子がいい」
- オムツ替え・着替え・歯磨き・身支度全般 「とにかく全部イヤ」
- 靴を履くとき 「立って履きたい」「マジックテープを取らずに履きたい」
- 家出るとき 「鍵閉めたいけどうまくできない」
- 外歩いてるとき 「(民家の)お花とりたい」「歩きたくない」「歩きたい」「抱っこ」
- 公園 「帰りたくない」
- お店 「食べたい」「(商品)持ちたい」「欲しい」「買って」「(レジ)ピッしたい」
- 帰宅後 「手洗いたくない」「すぐ遊びたい」「すぐご飯食べたい」
- お風呂前後 「入りたくない」「脱ぎたくない」「出たくない」「着たくない」
- ドライヤー 「イヤ!(リビングへ脱走)」
- 寝るとき 「寝たくない」「もっと遊びたい」
こうして見ると、本当におはようからおやすみまでイヤイヤ言っていることがわかりますね。
我が子の場合はもう言葉で表現し始めているのでここまで理解できますが、ただ泣いたり暴れたりするだけの時期はもっとしんどかったです。
イヤイヤ期がひどいピークはいつまで続く?
「魔の2歳児」という言葉もあるほど、2歳頃にイヤイヤ期がひどいピークを迎える子が多い傾向にあります。
このピークはいつまでという決まりはなく、言葉での表現が発達すると落ち着く子が多いようです。
親の感じ方にもよりますが、イヤイヤ期が長い子は2〜3年続くけれど、半数以上の親は1年以内に終わったと感じるようです。
ちなみにイヤイヤ期自体もいつからいつまでになるか個人差がありますが、1歳半から3歳頃に起こる子が多いです。
早い子は1歳過ぎから、長いと5歳になってもイヤイヤ期や反抗期が続く子もいると言われています。
ひどいイヤイヤ期が終わると生活の楽しみが増えるので、辛い時期も乗り切りたいですね。
子どもとの会話が楽しくなって、お出かけもしやすくなるらしい!楽しみ!!
そもそもイヤイヤ期とはどんな時期?
そもそもこの「イヤイヤ期」とはどんな時期なのか見ていきましょう。
イヤイヤ期は自我が目覚める時期
この大人を悩ますイヤイヤ期とは、2歳前後に子どもの自我が目覚めて自分の意思表示や周囲との関わり方を模索していく時期です。
この時期は子どもの脳や感情の制御機能が急速に発達して、他の人との違いや関係性なども理解していきます。
イヤイヤ期の変化は大きく、子どもが自己肯定感を高めていく過程にもなります。
子ども自身もイライラしやすい時期
そんな中で「自分でやりたい」けどまだうまくできないことに対して、もどかしさを感じるなど子ども自身もイライラしやすい時期なのです。
また、眠さや疲れにうまく対処できなくて「イヤ」と言ったり、ママやパパに甘えたくて気を引くために「イヤ」と言ったりすることもあります。
赤ちゃんの時より複雑になった不満や、思い通りにならないストレスなど自分の感情に子ども自身が気づきやすくなっています。
それでも難しい表現はまだできないので、反射的に「イヤ」という表現が出やすいのです。
大人から見ると理不尽な要求や受け入れづらい言動も多いですが、イヤイヤ期は子ども自身もモヤモヤしながら必死で成長しています。
大人もすっごく大変だけど子どもも頑張ってるんだね
ひどいイヤイヤ期はなぜ起こるの?
イヤイヤ期がどんなものかは分かりましたが、ひどいイヤイヤ期はなぜ起こるのかも見ていきましょう。
その理由がわかれば、イヤイヤ期がひどい子ともっと穏やかに過ごせそうですよね。
言葉でうまく表現できないため
2歳頃の子どもは自分の感情や欲求を言葉でうまく表現できないので、簡単な「イヤ」という言葉で表現します。
また、自分の気持ちをなかなか伝えられないもどかしさから、イライラが溜まって怒りの態度が増えやすくなります。
そのため言葉の発達が早い子はイヤイヤ期がひどくなりにくく、言葉より自我の発達が早い子ほどイヤイヤ期がひどい傾向にあるようです。
感情コントロールが未熟なため
イヤイヤ期の子どもはまだまだ感情のコントロール練習中なので、表現の振れ幅も広く激しい自己主張や反抗的な態度が増えてしまうのです。
言葉や感情表現が上達した大人にはなかなか子どもの言動が理解できない場面もありますが、あたたかく受け止めてあげたいものですね。
なんて偉そうに書いていますが、私も2歳半の我が子にイライラしてしまい反省の毎日です。
いま読んでくれているあなたは間違いなく戦友です…!!
みんなお疲れさま。リフレッシュ大事!
まとめ
ここではイヤイヤ期がひどい子の特徴や、いつまで続くのかなどをまとめました。
イヤイヤ期がひどい子の言動は、子どもの意思表現の練習と成長の証です。
親も人間なのでしんどい時や気が狂いそうな時もありますが、あなたも私も落ち着いて子どもと向き合える瞬間が増えますように!