「保活」は妊娠中や産後の悩みのひとつとしてよく挙げられます。妊娠中の体調が万全でない時や産後の忙しい時に活動しなければいけないので、なかなかスムーズに進みませんよね。
そんなあなたもここで流れを知り、ポイントを抑えて保活を時短しましょう。無事に入園が決定した私の実体験から、保活のやり方やコツ・基礎知識を紹介します。保育園の種類や点数制度についても書いています。
保活とは
そもそも保活ってなに?と思う方もいますよね。保活とは子どもを保育園に入園させるための活動です。
地域によっては待機児童の問題が深刻だったり、シングル家庭や共働き家庭の増加によって入園希望数が増えていたりするので保活は年々大変になっています。
保育園の種類
子どもを保育園に通わせたいと考え始めたら、まずは保育園の種類を知りましょう。保育園には「認可保育園」と「認可外保育園(無認可保育園)」の2種類があります。
※東京都には「認証保育園」という、都独自の園もあり。
認可保育園
認可保育園とは施設の職員数や設備などが国の認可規定に達していて、都道府県知事に認可された園のことです。
国や自治体から運営費の補助金が出ているため、認可外保育園よりも保育料が安い傾向にあります。また、「幼児教育・保育の無償化」によって、認可保育園の3〜5歳の保育料は無償になっています。
国の規定に達している安心感と保育料の安さを魅力に感じて、まずは認可保育園への入園を希望する人が多いです。
認可外保育園(無認可保育園)
認可外保育園(無認可保育園)とは、国の認可規定には達していない保育園です。しかし認可外保育園なりの基準が設けられているうえ、自治体の調査や指導もあるので認可外だからといって危険というわけではありません。
認可外保育園は自由な保育内容が設定できるので、独自の保育サービスを行っているところが多いです。あえて認可外保育園として運営している園もあります。また、保育時間が柔軟・保育理由や勤務状況に関わらず預けられるなど幅広いニーズに応えてくれるのです。
認可外保育園の保育料は「幼児教育・保育の無償化」で定められた上限金額までが無償になっているので、超える分は支払うことになります。認可保育園よりも保育料が高くなりがちですが、認可外保育園を利用する世帯への補助金を設定している自治体もあるのでチェックしてみましょう。
保活の流れ
Step1.園の情報を集める
情報収集は早いに越したことないので、妊娠中や子どもが産まれたあたりからちょこちょこ調べておくと安心です。
インターネットで検索する
まずは気軽にできるネット検索がおすすめです。家の近くの園をざっとリストアップしたり、職場の近くや通勤途中に通いやすい園がないかなどを調べましょう。
写真やホームページである程度の雰囲気はわかるので、興味のある園は他の方法でも情報を収集すると
自治体の役所で聞く
役所ではインターネットでわからない情報も教えてもらえます。特に地方の園はウェブサイトが簡易的だったり口コミが少なかったりと、検索しても詳しい情報を得にくい場合が多いですよね。
また、役所では自分の点数を計算してもらえたり、直近の入園点数は何点だったのかなどを教えてもらえたりもします。電話でも聞けますが、園のパンフレットや申し込み書類などをもらえるので実際に足を運ぶのがおすすめです。
支援センターなどで聞く
支援センターなど他のママさんと会える場所で情報収集するのもおすすめです。すでに保育園を利用しているママさんと出会える可能性も高いので、実際に通っている感想などを聞きやすいです。
支援センターや保健センターの保育士さんや保健士さんに地域の保育園について聞くのも良いでしょう。ママさんと話す機会が多い方達なので、保育園の雰囲気や評判などを知っている方が多いのです。
Step2.気になる園を見学する
4月入園を希望している場合は秋に見学しようとすると申請がギリギリになるので、春〜夏ごろに見学に行けると保活に余裕が持てます。
見学の申し込み
保育園の見学は電話で申し込めます。随時受け入れている所が多いので電話をかけて日程を組んでもらいましょう。
何歳で入園したいのかや、子どもが今何歳なのかを聞かれる場合もあります。
見学チェックリストを用意する
おむつの種類や処理・毎日の持ち物・園での食事など、保育園の見学では確認しておきたいことがたくさんあります。
何も用意せずに見学に行くと質問しそびれてしまうので、チェックリストを用意するのがおすすめです。インターネットやSNSで保育園の見学チェックリストを載せてくれている方がたくさんいるので、自分に合うチェックリストを印刷して持参しましょう。
チェックリストがあれば後で他の園との比較もしやすく、希望順位をつける際などに役立ちます。
Step3.申し込み準備、手続き
申し込みは自治体や園によりますが、4月入園の申請は10月〜12月あたりに受け付けている園が多いです。早めに希望の園の申請期限を確認しておきましょう。園のホームページやパンフレットに書いてあったり、電話で問い合わせるとすぐ教えてもらえたりします。
会社員の方は就労証明書を発行してもらう必要があります。発行に時間がかかる場合も多いので、申請期限までに余裕を持って会社にお願いしておくと安心です。
申請書類が揃ったら第一希望の園や役所に提出し、結果を待ちましょう。4月入園の場合の結果は、年末や年明けに通知されます。
※自治体によっては申請後、結果が出る前に事前面談を行います。事前面談については次の記事にまとめているので気になる方はお読みください。
結果の通知やその後の対応
無事に保育園に通える場合は合格の通知が来ます。通えない場合にもその旨の書類や連絡が来るので、何かしらの通知が来るのを待ちましょう。
合格の場合は、合格通知とは別で園からの案内が届くことが多いようです。私の自治体は合格通知の約2週間後に入園などに関する書類が届きました。
その中には保育園との「面接」や「1日入園」の日程、保育料の支払い方法や入園までに提出する書類が数枚同封されていました。
保活が無事に完了したと思ったら、次は面接や入園準備が始まるので子育ては本当にノンストップですよね。合格後の面接についてもわからないことが多いと思うのでぜひこちらも読んでみてください!